FIRE COLUMN

子供2人でFIREはどれくらい厳しい?教育費を踏まえて考える

家族とFIRE
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子供2人の家庭でFIREを目指すと、教育費と生活費の見通しが複雑になります。厳しさを煽るのではなく、何が増え、何を分けて考えればいいのかを、家族と資産の変化を経験した立場から整理します。

まいど!ワクワクFIREのまるです。

「子供2人がいる家庭でFIREするのは、やっぱり厳しいですか?」

厳しさはあります。ただ、その一言で終わらせると、何が厳しいのかが見えません。子どもが一人増えることで増える支出、時期がずれる支出、家族の時間、そして収入をどう残すか。分けて考えると、漠然とした不安が少しだけ設計図になります。

僕は家族が増えた後、FIREを自分の自由だけで考えられなくなりました。2026年6月の記事では、妻が働き、僕が子どもの送迎や家事育児をする生活を書いています。子どもがいる暮らしは、予定どおりにいかない。でも、その予定外の時間を受け止められることが、僕にとってのFIREの価値でした。

子供2人なら教育費を単純に二倍にしない

子どもが二人なら教育費も二倍、と考えたくなります。もちろん人数分の費用は増えますが、同じ時期に同じ金額が出ていくとは限りません。年齢差、進路、通学、習い事、家族の住む場所で、支出の山は変わります。

まず、子どもごとに「いつ、何の費用が発生しそうか」を分けて書きます。次に、二人に共通する住居費や生活費を別に置く。合計だけを眺めていると、どこを調整できるのか分からなくなります。時期の違う支出を時系列に並べるだけで、必要な現金の厚みが見えやすくなります。

進路を親が先に決めるわけにもいきません。公立・私立、通学・下宿、学ぶ分野も、それぞれの子どもで違って当然です。だから、最低限守るお金と、選択肢を広げるためのお金を分け、余白を持たせる。確定していない未来を一つの数字で縛らないことが大切です。

家族の生活費は人数だけで決まらない

子どもが増えると、食費や衣類、医療、移動などの支出は変わります。一方で、住居や通信などは、人数が増えたからといってすぐに二倍になるわけではありません。固定費と変動費を分け、今の家計からどこが動くかを考えます。

家計を見るとき、平均的な家庭の数字をそのまま当てはめるより、過去一年の自分たちの実績を見るほうが早いです。毎月の支出だけでなく、税金、保険、帰省、家電、学校関係など、たまに来る請求も並べる。FIRE後に驚くのは、毎月の予算より、忘れた頃に来る大きな支出だったりします。

僕も資産を増やすことに夢中だった時期は、数字が増えるほど安心できると思っていました。でも資産額が大きくなった後も、減る怖さは残った。家族の生活費を資産の値動きだけに任せない設計が必要やな、と後から強く感じています。

二人の子どもに同じことを与えなくてもいい

兄弟姉妹がいると、同じ額、同じ機会を用意しなければと思うかもしれません。でも、年齢も興味も性格も違う二人に、同じメニューを押しつける必要はありません。家庭として守る基準を決め、本人が望むことにはできる範囲で応える。そのほうが、家計にも子どもにも無理が出にくいです。

教育費を考えるときは、金額だけでなく時間も見ます。送迎、行事、病気の対応、話を聞く時間。親が働く量を減らすことで得られる時間も、家族の資産です。僕が子どもの朝の準備や送迎をしていると、資産運用とは別の形で、FIREが家族へ変わっていくのを感じます。

反対に、家にいる側がすべてを背負うと、家族のためのFIREがその人の孤立になってしまう。夫婦それぞれの休息と、子ども一人ずつと向き合う時間も予定に入れたいところです。

二人分の不安を一人で抱えない

子ども二人の家庭では、将来への不安が増えます。病気、進路、住まい、親のこと。全部を考え始めると、FIREの目標が遠のいて見えるかもしれません。ここで必要なのは、不安を一人で抱えて投資のリスクを上げることではありません。

生活を守る現金、長期の資産形成、近い時期に使う教育資金を、役割ごとに分けて考えます。投資に回したお金が下がっても、明日の生活と数年後の支出まで同時に揺れない状態を作る。具体的な配分は家庭の事情で変わるけど、役割分担という考え方は共通します。

2026年2月、僕は大きな下落を経験し、妻の不安と子どもの存在を前に投資判断を変えました。レバレッジだけでなく現物も売却したのは、資産の最大化より家族の安心を優先したからです。数字の正しさより、家族がその計画で眠れるか。ここを基準にしていいと思います。

子供2人なら働き方の選択肢を残す

完全に仕事を辞めることだけをFIREと考えると、必要資産が大きくなりやすいです。片方が働く、二人が短時間働く、発信や小さな仕事を組み合わせる。少しの収入があることで、資産の取り崩しをゆるめられる場合があります。

僕はFIRE後、会社、YouTube、コミュニティ、文章、トレードなど、いろいろな活動を試しました。すべてが安定した収入になったわけではありません。それでも、働き方を自分で選び直す経験が、FIREの可能性を広げました。

子ども二人の家計では、いつでも再就職できるスキルや、人とつながる場所も大事な資産です。働かないと決めた人が、働きたくなったときに戻れる道を残す。これは妥協ではなく、家族の安全装置です。

子どもの成長で計画を作り直す

一度作ったFIRE計画を、十年そのまま使えるとは限りません。子どもの成長、親の働き方、住まい、資産の変動。どれか一つが変われば、必要な現金も自由時間も変わります。

年に一回、家計の実績と今後の予定を確認する。子ども本人の希望を聞く。夫婦が今の生活で疲れていないかを話す。家族会議の目的は、計画を守ることではなく、計画を現実に合わせて更新することです。

僕の考え方も、30歳で会社を辞めた頃、FIRE5年目、家族と暮らす今で変わりました。昔の自分が間違いで、今が正解という話でもない。状況が変われば、守るものが変わるだけです。

子供2人のFIREは、厳しさを分解すると見えてくる

子供2人でFIREを目指すなら、教育費をただ二倍にするのではなく、時期、進路、共通支出、家族の時間に分けて考えます。資産を守るお金と増やすお金を分け、働く道も残す。大きな不安を小さな確認項目へ変えていくことが、現実的な準備になります。

僕は、資産が増えても不安が消えないこと、家族を守るために投資のリスクを下げること、FIRE後の時間を家事育児へ使うことを経験しました。だから、子ども二人のFIREを「資産額の勝負」だけにはしたくありません。

家族が守りたい日常を決め、その日常に必要な資産と働き方を後から組み立てる。未来を完璧に当てる必要はないです。変わったらまた作り直せばいい。その柔らかさが、子ども二人のいる家庭にはいちばん強いんやと思います。

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