FIRE COLUMN
東京でFIREは難しい?生活費の高さと都市の魅力をどう考えるか

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東京は生活費が高いからFIREに向かない、と単純には言えません。都市に住むことで得ている時間や便利さもあります。支出を削る前に、東京で何を買っているのかを言葉にして考えます。
まいど!ワクワクFIREのまるです。
「東京は生活費が高いから、FIREには向いていないですよね?」
たしかに、家賃や住居費が大きい都市では、同じ生活でも必要なお金が増えやすいです。でも、東京に住む理由を家賃だけで判断すると、買っているものを見落とします。通勤時間、病院への行きやすさ、人との出会い、仕事や活動の選択肢。高い支出の中に、自分が残したい価値が混ざっていることがあります。
僕は30歳で会社を辞め、FIRE後は平日の昼に外食をしたり、散歩をしたり、文章やYouTubeに時間を使ったりしてきました。住む場所の話でも、単に安いところへ移れば自由になるとは思っていません。時間と安心と人とのつながりを、どこでどう買うか。そこが本題です。
東京FIREが難しいと言われる理由
東京でFIREを考えるとき、まず大きいのは住居費です。家賃や住宅ローンが毎月の固定費になると、資産から出ていく金額が下がりにくい。食費や娯楽費を少し削っても、固定費の差が長期に積み重なります。
都市では、便利さに紐づいた支出も増えます。外食、移動、サービス、趣味。選択肢が多いぶん、使う機会も多い。これは東京が悪いという話ではなく、自分が何を残し、何を減らすかを決めないと、生活費が自然に膨らむということです。
「東京に住み続けるなら、いくら必要か」は、ネットにある一つの目安では決まりません。自分の家計で住居費が何割を占め、通勤がなくなった後に何が変わるかを確認する必要があります。
高い家賃は、時間を買っている場合もある
東京の住居費には、駅への近さ、職場へのアクセス、買い物や医療の便利さが含まれている場合があります。会社員時代に長い通勤をしているなら、家賃の一部は移動時間を減らすための支出とも考えられます。
FIRE後に通勤がなくなれば、同じ住まいでも支出の意味が変わるかもしれません。逆に、毎日通勤する必要がないのに、職場へ近いことだけを理由に高い家賃を払い続けているなら、住み方を見直す余地があります。
僕にとってFIREの価値は、朝の時間を誰かに決められないことでした。平日の昼に散歩や外食をできることも、資産を時間へ変えた結果です。東京に住むなら、都市の便利さを本当に時間へ変えられているかを見たいです。
生活費は都市名ではなく暮らし方で変わる
同じ東京でも、一人暮らしか家族暮らしか、外食が多いか自炊が中心か、車が必要か、趣味にいくら使うかで生活費は違います。平均額を見て怖くなる前に、過去一年の自分の支出を並べるほうが、FIREの計画には役立ちます。
毎月の固定費、日々の変動費、年に数回の支出を分ける。仕事を辞めたら消える費用と、残る費用も分ける。通勤費がなくなる一方で、健康保険や年金、税金、家族の支出が変わる場合もあります。
支出を削るときは、幸福度に直結するものまで一括で落とさないことです。僕は、家族との時間、人とのつながり、健康や体験を削ってまで資産額を作る考え方には違和感があります。安い暮らしより、納得できる暮らしを小さくするほうが続きます。
東京に残るFIREと、住み替えるFIRE
FIREしたら必ず地方へ移住する必要はありません。東京に残り、仕事がない平日の便利さを楽しむ形もあります。反対に、住居費を下げるために地方へ移る形もある。どちらが正解かではなく、何を失いたくないかで決まります。
東京に残るなら、都市の選択肢を使う予定を持つこと。移住するなら、医療、交通、買い物、人間関係、家族の希望を確認すること。場所だけ変えても、生活の目的がなければ、自由時間が増えるだけで満たされないことがあります。
僕はFIRE直後、ゲーム中心で過ごしすぎて時間を持て余した経験があります。住む場所を変えれば人生が自動的に楽しくなる、という考えには慎重です。場所は道具であって、毎日の使い方まで決めてくれるものではありません。
都市の人間関係もFIREの資産
都市には、人と会う機会が多いという価値があります。会社を辞めると自然な会話が減るので、近くに友人や趣味の場があることは、資産表に書かれない大切な支えになります。
僕はFIRE後にコミュニティを作り、会社以外の居場所を持つ大切さを感じました。東京に住むかどうかを考えるときも、家賃と交通費だけでなく、誰と会えるか、どんな活動へ参加できるかを見ておきたいです。
ただし、都市にいるだけで人とつながれるわけではありません。予定を入れ、会話を作り、少し外へ出る。便利な場所ほど、家から一歩も出ずに一日を終えることもできる。ここは自分で制約を作る必要があります。
家族がいるなら都市の便利さを一緒に見る
家族で東京FIREを考える場合、本人の住みたい場所だけで決めてはいけません。通学、通勤、通院、家事の負担、子どもの過ごし方。家族それぞれが都市から何を得ているかを話すことが大切です。
住居費を下げるために引っ越しても、移動時間や車の費用が増えたら、家計と時間の両方が苦しくなることがあります。数字だけでなく、平日の動線を一週間分書いてみる。生活が回るかどうかを、家族の目線で確かめます。
僕も家族ができて、FIREを自分だけの自由として考えられなくなりました。家族の安心と、自分の活動の時間。その両方が残る場所を選ぶことが、都市に住むかどうかより大切なんやと思います。
東京FIREは「高いから無理」で止めない
東京でFIREは難しい面があります。特に住居費が大きい場合は、必要な資産も増えます。でも、都市に住むことで得ている時間、便利さ、人とのつながりを含めて考えると、判断は変わるかもしれません。
僕は、資産額が大きくなれば不安が消えるわけではないことを経験しました。だから住む場所も、最安を選ぶより、今の家族が安心して暮らし、やりたいことへ動けるかを基準にしたい。
東京に残る、少し外へ移る、完全に住み替える。いずれも試して、違えば戻せばいい。今日の家計で都市に払っているお金が、どんな時間と自由に変わっているか。そこから考えればええんやと思います。