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FIRE後の資産配分はどう考える?現金比率に正解はあるのか

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FIRE後の資産配分は、利回りだけでなく、いつ使うお金か、どこまでの値下がりに耐えられるかで考えます。現金比率の数字を決める前に、自分の暮らしを分けて見ます。

まいど!

「FIRE後の現金比率は何%が正解ですか?」と聞かれることがあります。

ぶっちゃけ、全員に当てはまる数字はありません。独身か家族持ちか、毎月いくら使うか、少し働くのか、値下がりしたときに眠れるのか。同じ資産額でも、暮らしが違えば必要な配分も変わります。

僕も昔は、資産配分を利回りの話として見ていました。どの商品が伸びるか、現金を持つと機会損失ではないか。けれど、急落で資産が大きく減り、家族の不安と向き合った後は、配分を「生活をどう守るか」の話として見るようになりました。

資産配分は数字より役割から決める

まず、資産を金額ではなく使う時期で分けます。近いうちに使う生活費や税金、家族の予定のお金。何年か値下がりしても触らないお金。そして、将来の成長を期待して持つお金です。

これらを全部同じ箱に入れると、相場が下がったときに「今月の生活費も投資資産の一部」となります。値下がりした資産を売らないと暮らせないなら、理論上の配分より先に、暮らしの配分を見直したほうがいいです。

配分表の左側に「いつ使うか」、右側に「値下がりしたらどうするか」を書く。たったこれだけでも、数字だけを追っていたときより、判断が具体的になります。

現金は機会損失ではなく時間を買うお金

現金を持っていると、投資に回していれば増えたかもしれない、と考えます。これは確かにそういう面があります。でも、現金には値下がりした日に売らなくていいという機能があります。

FIRE後の生活では、相場が戻るまで待てるかどうかが重要です。家賃、食費、教育費、医療費は、相場の都合で延期できません。現金は増えにくくても、売却を急がないための時間を作ります。ほんまに、安心を買うお金という表現が近いです。

家族がいると許容できる値下がりが変わる

一人で暮らしていたときは、自分が納得すれば大きなリスクも取れます。夫婦になり、子どもが生まれると、同じ資産額でも守る対象が増えます。投資を理解しているかどうかではなく、家族が安心して暮らせるかが条件になります。

僕は下落時に、妻の不安と子どもの存在を前にして、レバレッジだけでなく現物も売却しました。あとから考えると、その判断を単純に正解・不正解で分けることはできません。ただ、家族を含めた生活のリスク許容度は、画面上の数字だけでは測れないと分かりました。

「何%」より「何年」を先に考える

現金比率を決めるとき、いきなり30%や50%と置くより、生活費の何か月分、何年分を値動きから離すかを考えるほうが分かりやすいです。ただし、何年あれば十分かは、支出と収入で変わります。

少し働く予定がある人と、完全に働かない人では、資産から出す額が違います。住まいが安定している人と、住み替えや教育費を控えている人でも違う。数字は計画の結果であって、最初に守るべき教義ではありません。

暴落時にどう動くかを平常時に決める

配分は、上がっているときなら誰でも守れます。難しいのは、資産が減り、ニュースやSNSが不安を煽るときです。そのときに何を売るのか、どの支出を守るのか、働くのかを決めておきます。

僕は、資産が減ったときに取り返したくなる気持ちも経験しました。そこでさらにリスクを増やすと、生活を守るはずの資産まで危なくなる。あらかじめ「取り返すための投資はしない」「生活費は別にする」など、自分へのルールを作ることが必要です。

配分は一度決めて終わりではない

家族、住まい、健康、仕事の意欲は変わります。資産が増えたからリスクを増やせるとも限らないし、収入ができたから現金を全部減らしていいとも限りません。

僕自身、FIRE直後の「資産を増やしたい自分」と、家族と暮らし、生活を守りたい今の自分では、同じ配分を選ばないと思います。昔の自分を否定するのではなく、状況が変わったから配分の意味も変わった。これだけの話です。

配分を見直すときの質問

近い支出はどこから出すのか。資産が大きく下がっても家族の生活を続けられるか。現金が少ないことで眠れなくなっていないか。逆に、守りに寄せすぎて、必要以上に将来を怖がっていないか。少し働く選択肢や、支出を調整する余地はあるか。

この質問に答えると、自分の現金比率が見えてきます。誰かの正解をそのまま持ってくるのではなく、自分の暮らしに合う理由を説明できることが大切です。

家計が変われば配分も変わる

住まいを変える、子どもの進学が近づく、家族の働き方が変わる。こうした出来事があれば、資産配分を見直すのは自然です。前に決めた比率を守ることが目的になると、今の生活とのズレが広がります。

配分を変えることは、相場の予想を当てることではありません。使う時期が近づいたお金を守る、家族の不安が強ければリスクを落とす、収入が変われば現金の役割を見直す。暮らしの変化に合わせて、お金の置き場所を変えるだけです。

見直しの頻度も、毎日である必要はありません。家族の予定や収入が変わったとき、生活費の見込みが変わったときに、配分表を開く。相場のニュースではなく、自分の生活の変化を合図にするほうが、判断がぶれにくいです。

FIRE後の資産配分は、利回りのランキングではありません。お金を守り、家族を守り、必要なときに選べる状態を作るための設計です。現金が多い日も、投資が多い日も、眠れて普通の日を過ごせるなら、それが自分にとっての正解やと思います。

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